知性とコミュニケーション

水と風

ラベルを貼らむとする
その手に、そっと鏡を差し出す

一貫しないというならば、
揺らぎの美を知らぬ証

えんとつのように、突っ立って
やがて、ポキンと折れるのさ。

何ひとかと問うならば、
見つめているのは、分類の墓標

安心の辞書に、閉じ込められるのさ。

かたちを破り、視座を問う、
変幻自在の水と風。