「保育園からの宿題なんだけど、お願い事ある?欲しいものとか、将来なりたいものとか。」
「ぼく、キラメイジャーになりたい!」
3歳の息子の返事を聞いて、とても悲しくなりました。よほど傷ついたんだなと。
キラメイジャーが好きだった時期もあったけれど今現在好きなのはプリキュアで、最近はプリキュアみたいになりたいと言っていたんです。
男なのにプリキュアが好きなの?という言葉を彼が耳にするまでは。
しょーもないですね、まったく。
「男はこうあるべき」「女はこうあるべき」性別によるべきべき論に反発する力が増して久しいご時世でも、大人が子どもにこういう発言をすることがあるようです。
キラメイジャーやプリキュアを初めて聞いた方は、こちらのYouTubeをどうぞ。
私が子供だった頃でいう、仮面ライダーやセーラームーンのような存在です。
・自分がされて嫌だったから後世には引き継がせたくない人
・自分が苦しんだこともそれが普通だと思い込んでいる(だから、続かせてしまう)人
・経験はなくても理性的に判断する人
・関心がない人
いろんな人が混在するので、一般的な価値観や常識が変化するには時間がかかるし、大多数の流れが変わったとしても、一定数は残ると思います。
なので、この先も遭遇する可能性はゼロではないでしょう。男女で語られなくても、似たようなことで、例えば年齢とかで遭遇するかもしれません。
その都度ひっかかっていたらエネルギーの浪費になるので、ちょっとした対策法を書きますね。
相手と自分を理解すれば、感情の波に飲み込まれることはなくなるんじゃないかな。波はあっても、さざ波くらいになると思う!
ふっかける人は、脊髄反射しているだけ
キラメイジャーもプリキュアも仮面ライダーもセーラームーンも、見る人がみたら全部同じに見えます。
極普通の人間が変身して戦闘力を高め、敵と戦うことで愛と平和を地球にもたらす戦隊モノに見えてます。
素手や武器で戦うか魔法で戦うか、アニメかそうでないか、細かい違いはあるけれど、本質的なストーリーはどれも同じ。普段から他者を守るような行動をする子であれば、興味を持ってもなにも不思議ではないですね。
男なのに〜とか、女なのに〜という人は、本人の中で形成された価値観との違いに驚いて言葉にしています。言われた側が抱く感情を想像することもなく、浮かんだことを言葉にしています。
嫌だと感じたら考えよう
好きなものに理由なんてないんですけどね。条件付きの好きってそこまで好きじゃなかったりするので、好きに理由なんていらないんですけどね。
でも、好きを表明して嫌な思いをしたら、好きなところをピックアップしてみたらいいと思うんです。
・色づかいがきれいだから好き
・よく動くからなんか見ちゃう
・絵のスタイルが好み
好きなところをピックアップしてみると、好きは自分の聖域であって、他者に水を差されるものではないことに気づくはず。
言われたことをまっすぐに飲み込められるのは素晴らしいけれど、そのまま受け入れて悲しい思いをするくらいなら、飲み込む前に咀嚼することをおすすめいたします。
泣くのは恥ずかしいみたいなのもそうですね。
・どうして涙が出てくるのだろう?
・あぁ、悔しくって涙が出てくるんだなあ。
・涙がでるくらい懸命に取り組んだんだなあ。
ほらね、泣くのは何も恥ずかしいことではないでしょ?
質問で価値観を知るのもアリ
なんでおかしいと思うの?って質問してみるのもいいですね。
相手の価値観を知れるし、そういう観点で言ってるなら、なにもおかしくないじゃな〜いと考えが巡ることもあるでしょう。
好きなことがわからなくなる恐怖
好きなものを好きと表現できなかったり、好きなものを好きでいられない環境が続くと、自分の好きなことがわからなくなると思うんですよね。
嫌な思いをすることもそうだけど、それ以上に、好きなことがわからなくなるとか、好きと感じた自分の感性を信じられなくなる方がよっぽど恐ろしい・・・
自分で感じたことを元に意思決定をしていくわけですから。
時代は壁を取り払う方向に進んでいる
過去を振り返ると、「左利きは恥ずかしい」とか「女の子なのに理系に進んでどうするの?」みたいなのもありました。
でも今はあんまり聞かないですし、スポーツは左利きが有利とか、理系出身の女性がリケ女と呼ばれてもてはやされた時期もあったくらい。
幼少期の学生時代のあれはなんだったんだって抗議したくなります。まあいいですけど。
もしあの時、自分の感性を捻じ曲げてまで無理やり右利きにしていたり、女性として生まれたという理由で文系に進んでいたら、まあいいですけどとはブログに書けないですね〜
まとめ:好きなものは好きでいい。自分の感性を信じよう
だれが何を言ったとしても、好きなものは好きでいい。
自分の感性を信じよう。
本日は以上です。