食美容

イライラやくよくよを食事で対処する方法3選【HSPの方に補足あり】

トマトさん
トマトさん
イライラしたりくよくよしたり、私って感情の起伏が激しいよね…
ちょうどいいところでキープしている人がうらやましいな。
どうしたらあんな風になれるのだろう?

“イライラしやすい”“くよくよしやすい” のはそういう性格だからではなく、食べ物の選び方や食べかたに起因するかもしれませんよ。

そこで今回は、イライラやくよくよを食事で対処する方法について解説します。

You are what you eat の意味

“You are what you eat ” は有名なことわざで、“あなたは食べたものでできている”と直訳できます。

トマトさん
トマトさん
わたしが食べたものでできている?! どういうこと?

ヒトは何兆個もの細胞の集合体であり、その1つ1つの細胞は食事から吸収した栄養素からつくられています。つまり、あなたは食べたものでできているのです。

感情を司る脳や神経伝達物質も細胞の集合体なので、食べたものでできています。
だから、食べたものや食べ方もメンタルに影響してくるのです。

納得できたところで、対処法へ参りましょう!

鮮度のいい食材を選ぼう

栄養素のはたらきや食べかたの前に、これです。非常に大事です。
写真がわかりやすいのでご覧ください。


右のオクラと左のオクラ、生命力を感じるのはどちらですか?

右のオクラは採れたてのオクラで、左は収穫してから数日経過したオクラです。
左のオクラも腐ってはいないものの、ツヤがなく、ヘタ周辺が黒ずんでいて鮮度低下しているのがわかりますよね。ひとことで表すと元気がないです。

鮮度低下した食材は栄養価が落ちています。メンタルに影響する栄養素があるため、「栄養価」の観点でも新鮮な食材を選ぶことがおすすめですが、もう1つ、食材にも氣が宿るという点で鮮度のいい食材を選ぶことはおすすめです。

イライラしたりくよくよする時って、元気がない時ではないですか?
元気な時に、イライラしたりくよくよしますか?

元気がない時に食材の持つ生命力をいただいたり、元気な時は食事で元気を失わないためにも新鮮な食材を選びたいですね。
食事って栄養素をとるだけでなく、その食材のもつ氣もいただいているんですよ。

感情のバランスを保つ「セロトニン」を増やそう

セロトニンとは神経伝達物質です。うれしい!楽しい!怖い。。悲しい…などの情報をコントロールすることで、感情のバランスを保つはたらきがあります。

不足すると感情をコントロールできなくなり、イライラしたりくよくよしたりと、心のバランスを崩した状態を引き起こしてしまうんです。

ひょっとしたら、あなたのイライラやくよくよはセロトニン不足が原因の可能性があります。

セロトニンが不足しないために・・・

セロトニンの材料をとろう!

セロトニンは主に、アミノ酸の1つであるトリプトファンからつくられます。

【トリプトファンを多く含む食材】
豆類・肉類・魚類

補足

食材あたりのトリプトファン含有量は少なくても、1食あたり150〜200gくらいと量を食べる穀類はトリプトファンの摂取源としておすすめです。
(例)精白米の場合:お茶碗1杯150gで53mg、1日3食で160mgとれる!

食事で自律神経を整えよう

自律神経は、内臓や血管の動きをコントロールすることで身体の環境を整える神経です。
活動時や緊張状態ではたらく交感神経と、睡眠時やリラックスしている時にはたらく副交感神経があり、この2つがバランスよくはたらくことで健全な心身を保っています。

大きなストレスが降りかかったり、長期にわたって緊張状態が続くと・・・


イライラしたり、くよくよしたり、コントロールがきかないくらいの感情の波に飲み込まれるようになります。

ひょっとしたら、あなたのイライラやくよくよは自律神経のバランスが崩れていることが原因かもしれません。

自律神経を整えるために・・・

副交感神経を高めよう!

交感神経をはたらかせ過ぎて自律神経のバランスが崩れたのだから、副交感神経をはたらかせてあげればいいんです。
副交感神経は睡眠時やリラックス時の他、食事をしている時にもはたらきます。

あ〜ん、おいし〜い♡
味わいながら、ゆっくり食べるといいですね。

自律神経のバランスが崩れるほど戦ってきたあなたからすると、ゆっくり食事をすることに慣れないかもしれませんし、1円も生み出さないことに時間をかけるなんて非効率極まりないと思ったり、休むことに罪悪感を感じてしまうかもしれません。

そんな時は、“You are what you eat ” のことわざを思い出してくださいね。
食事は健康への投資だ!と非効率な行為から効率的な行為へと食事に対する意識が変わるかと思います。

 

栄養素や身体のメカニズムから、イライラやくよくよを対処する方法について書きました。
ここからは、「繊細」という個性を持ったHSPの方に向けてお送りします。

5人に1人の割合で存在するHSP

HSPとは「Highly Sensitive Person」の頭文字からきていて、生まれつき非常に感受性が強く敏感な気質をもった人という意味です。

統計的に5人に1人があてはまるといわれています。割合20%・・・少なくはないですね。ただし大多数ではないため、どうしてこんなことでくよくよしてしまうのだろう・・・?と非HSPとの違いから悩んでしまうことも多いそうです。

HSPの特徴

① 刺激として感じやすい
食べ物の味、冷蔵庫の音、洗剤の匂い、人やモノから発せられるエネルギーなど五感で感じたものが刺激となりやすく、それらが快・不快につながる。

② 影響を受けやすい
相手の表情や声のトーン、他者のSNSやニュースなどから他人の感情や世の中の雰囲を感じ取り、気分や感情が同調してしまう。

③ 一を聞いて十を知る
最後まできちんと説明されなくても相手が望んでいることを察知し、先回りして対応しようとする。

④ 自己責任や自己否定が強い
よくないことが起こった時に、私がこうしていたらよかったのかも…… 自分のせいでこうなったのかも……と思いがち。

⑤ 疲れやすい
意図せずともいろんなことを感じ、物事を深く考える。自責や自己否定が強いために疲れやすい。

HSPセルフチェック

□雑音が気になりやすい
□他人の気分に左右される
□大人数の集まりや飲み会が苦手
□ミスをしたり、物を忘れたりしないように何度も何度も確認する
□競争させられたり、観察されていると、いつもの実力を発揮できなくなる
□電磁波や化学調味料がとても気になる
□1人で静かな時間を持つことで回復する
□デリケートな味や香り、空間、音を好む
□芸術や音楽に深く心を動かされる

HSPがどんな風に繊細なのかの一例を書いてみました。
自分自身が感じて考えているよりも、もっとずっと強く深く感じている人達が20%の割合で存在しているとは・・・私は自分が発することに気をつけようと思います。

それでですよ。ひょっとしたら、あなたのイライラやくよくよはHSPゆえの感じやすさからきている可能性があります。

HSPの特徴やセルフチェックをご覧になって気づいたと思いますが、HSPだからといって劣っていることは何もないんです。
むしろ、優しい。

HSPにとって、イライラやくよくよは刺激に対する反応なので、何に対して刺激を受けるかを把握して、どうしたら回復できるかの手段を見つけることがポイントです。

食事日記をつけよう

その日の体調や気持ちと一緒に食べたものを記録に残してみましょう。刺激となるものや回復の手段が見つかります。

例えばこの方の場合

○月○日
朝:玄米100%(コシヒカリ)、味噌汁、卵焼き
昼:吉野家 牛丼小盛り、豚汁、お新香
夜:ごはん、味噌汁、鱈と野菜を蒸したやつをちょっと
朝ごはんを食べてから急に胃が気持ち悪くなり、夜まで引きずった。

○月○日
カフェでカラフルなマカロンを食べた。見た目はかわいかったけど、変な味がした。カフェの雰囲気と紅茶は最高だった。

○月○日
朝:ごはん(ササニシキ)、味噌汁、納豆
昼:大戸屋 鶏の黒酢あん定食
夜:ごはん、味噌汁、豚の生姜焼き
作る時間がないことをわかっていたから夜ごはんは全て作り置きをした。なんだか虚しい気持ちになった。どれか1つくらいは出来立てがいい。

刺激となるものは、玄米・着色料・全てが出来合いの食事ですね。

対策としては、玄米をやめてみる・着色料が入ってないマカロンを選ぶ・1品でも出来立てのものを食べることで刺激を避けられますし、好みの雰囲気や紅茶を味わうことは回復につながることがわかります。

こうした食事日記をブログやSNSで書いていると、似たような人が集まってきて、お友達もできそうですよね。
愛と平和に包まれた世界なんでしょうね、私も入れて欲しいもんです。

 

さて、HSPに関しては、書籍を参考に書きました。
イライラくよくよしやすかったのはこれか!とご自身の中で腑に落ちた時、自分はダメ人間なんだ・・・のスパイラルから脱出し、快適に暮らせる手段が見つかると思います。

そして、その繊細性を能力へと転換できると、細やかな心配りもできつつ、ちょっとやそっとのことではイライラくよくよしない人になれると私は思います。

非HSPの方はHSPという性質を持った方の感じかたと反応がわかり、理解できるかもです。

よかったら読んでみてくださいね。

イライラやくよくよを食事で対処する方法について書きました。
本日は以上です。