論文

出生時体重は大人になっても知能指数(IQ)に影響があるかもしれない

管理栄養士の奥田千晶です。
おもしろい論文が目に留まりました。

こちらの論文をひとことで説明すると、「低出生体重児はそうでない子どもと比較して、大人になってもIQが低かった」ことが判明したデンマークで行われた研究の論文です。

全文はこちらからどうぞ。無料です。

Birth Weight and Intelligence in Young Adulthood and Midlife

少しだけ要約すると、

1959〜1961年の2年間で生まれた子ども4696人について、生まれたときの体重と知能指数の関係を調査。19歳、28歳、50歳で知能指数をテストしたところ、2.5kg未満の低出生体重児グループと3.5から4.0kgのグループとでは、IQ5ポイント以上の差があった。

海外の論文ですので、日本人に当てはまるかはわかりません。
記述にもある通り、母親のストレス度、両親の知性、家庭環境までは追えていないことからも、低出生体重児のみんなに当てはまるわけではありません。

でも、こういう断片があるんだなあと参考にはなりますね。

低出生体重児が生まれる大きな要因はなんだろう?

さらなる好奇心が芽生え、調べたかもしれません。

低出生体重児が生まれるには様々な要因がありますが「母体のやせすぎ」もその1つです。

IQは、±20ポイント以上異なるとコミュ二ケーションが取りづらくなることもわかっています。親子間でコミュニケーションが取れず、お互いを理解できない・されないとなると、しんどそうですね。。

概要をさらっとご覧になりたい方はPubMedからどうぞ。

PubMed版:Birth Weight and Intelligence in Young Adulthood and Midlife

 

本日は以上です。
それではごきげんよう。